法学部 法律学科のゼミを紹介します。

教授/学長補佐小川 富之ゼミ(演習Ⅰ)

民法?家族法

私たちは、家族の一員として誕生し、成長し、学校に通い、独立して一人暮らしを始め、就職してからも様々な契約の中で生活を送り、結婚し、マイホームを購入し家具をそろえ、子どもが誕生し、仕事を辞めて老後を過ごし、最終的には死亡して、その一生を終えることになる。
この講義では、私たちの人生の中で生じる様々な法律問題について、主に民法とのかかわりで考える。人の一生(ライフステージ)に沿って、法律問題を眺めることで、自分の身近な問題として民法を理解し、法的思考力を醸成することを目的とする。

担当演習 演習Ⅰ
関連科目 民法総則
家族法
ゼミ生からのメッセージ

演習は少人数で、アットホームな雰囲気で学習できました。

教員詳細

教授/学長補佐小川 富之ゼミ(演習Ⅱ)

民法?家族法

家族法に関する重要判例について、事実の概要を正確に理解し、裁判所の判断を適切に整理することで、家族問題の法的解決に必要な法的思考力を醸成することを目的とする。

担当演習 演習Ⅱ
関連科目 民法総則
家族法

教員詳細

教授/法学部長大島 一悟ゼミ

民法(特に、資金調達に関連する様々な担保制度について)

この演習では、楽しみながら民法を学び、法科大学院進学?行政職公務員試験?行政書士などの資格に必要な知識を身につけるとともに、グループのメンバーと一緒にレジュメを作成して報告することで、他者と協働する能力を修得する。
?演習Ⅰでは、日常生活で生じる具体的な事例を通して、問題発見能力を養うとともに、民法の基礎的知識を修得する。
?演習Ⅱでは、民法に関する主要な最高裁判例を用いて、事実を正確に把握し、問題点を発見し、問題を解決する能力を養う。
?演習Ⅲでは、関心のあるテーマに関する卒業研究を行い、全員の卒業研究(卒業論文)を1冊にまとめた論文集を作成して卒業時に配布する。

担当演習 演習Ⅰ?Ⅱ?Ⅲ
関連科目 民法総則
物権法
債権総論
債権各論
家族法
不動産と法規制
卒業論文
テーマ例
ゼミ生からのメッセージ

?演習では、民法を題材に、幅広い視点や考え方、他者と協働する能力などを修得することを目標にしています。
?例年は、授業外での懇親会?食事会なども行うなど、授業以外での活動も通して楽しみながら勉強するようにしています。ゼミ生の希望にもよりますが、合宿に行ったこともあります。
?進路指導については早い段階からしっかりとアドバイス等を行っています。例年、法科大学院や公務員行政職の志望者が多いですが、金融機関など民間企業への就職活動にもしっかりと対応できるようにしています。

教員詳細

教授西口 善規ゼミ

捜査と法(死刑判決等重要犯罪の発生要因と判決をめぐる争点について)

捜査と法をめぐる問題について、演習Ⅱでは過去に発生した重要事件の判例等を引用しながら、事件解決のプロセスとその捜査手法について研究し、後半は警察が事件解決のために画期的な捜査手法を駆使して解決した事件や違法性を争った事件等について研究し、社会情勢の変化と捜査の在り方について言及してきました。この研究を踏まえて、演習Ⅲでは、具体的研究事件を選定し、事件の発生要因と判決に至るまでの争点について研究していきます。特に、1968年に発生した当時19歳の少年による、けん銃使用連続殺人事件の最高裁による死刑判決(1983年)の適用基準のいわゆる「永山事件」との争点についても研究していきます。その後、グループによるプレゼンテーションを行います。

担当演習 演習Ⅲ
関連科目 憲法
刑法
刑事訴訟法
警察学
警察法令概論
公務員特別演習(公安系)
卒業論文
テーマ例
ゼミ生からのメッセージ

このゼミは常日頃身近な存在として治安責任を担っている警察職員がどのように事件を解決しているのか、過去の重要判例を引用しながら研究していくゼミです。実際に長年警察官として従事していた西口先生の実体験を踏まえて教示してくださるのでしっかりと深くまで研究することができます。公安職を希望される学生はもちろん、行政職や民間就職を希望される方もとてもやりがいのあるゼミだと思うのでぜひ受講してください。

教員詳細

教授矢野 哲也ゼミ

ストラテジック?コミュニケーション

この演習を履修することで、国際社会における戦争と平和の問題やこれからの日本の安全保障について考えるための基礎的な知識を修得することを目的としています。また、演習におけるディベートやブレーンストーミングを通じて、社会に通じるコミュニケーション力を身につけることを目指します。なお、演習の授業においては従来の発想にとらわれない独創性を重視したいと思います

担当演習 演習Ⅱ
関連科目 政治過程論
国際関係史
日本政治史
比較政治学
国際平和学
卒業論文
テーマ例
ゼミ生からのメッセージ

演習では、インターネットで公開されている公開情報などをテキストに使用しています。また、時事問題をテーマにしたディベートでは、肯定側?否定側及び審判の各グループに分かれて毎回緊張感あふれる討論に取り組むとともに、ブレーンストーミングの時間では自分では考え付かないような斬新な発想に巡り合い、いつも新しい発見に刺激を受けています。

教員詳細

教授金 泰明ゼミ(演習Ⅰ)

近代市民社会の法と原理。近代西欧哲学者たちの哲学思想を訪ねる。

西欧哲学者の世界観?人間観?社会思想のエッセンスに触れる。哲学の知識が全然なくても大丈夫。2冊のテキストは、哲学や人権思想の精髄をわかりやすく語りまとめたものだ。現代社会は市民社会。市民社会は、自由で自立した個人(市民)と個人とが織りなすルール関係の総体である。市民社会の法と原理を理解することによって、現代社会が抱えているさまざまな問題を解決する「鍵」を発見できる。「鍵」を手にした〈私〉は、困った時にも正しい道を進むことができる。授業を通して、多様な価値観や利害関係に適した解決策を考える力を身につけることができる。授業では、古代ギリシャ、近代西欧哲学者、現代の政治哲学者たちの哲学?人権思想の核を訪学ぶ。

担当演習 演習Ⅰ
関連科目 法哲学Ⅰ?Ⅱ
法思想史概論
現代社会と人権
ゼミ生からのメッセージ

金先生の演習を受けてみて、自分というものを改めて見つめ直すことができました。初めは哲学というものが難しそうなものだと思っていました。しかし、扱うテキストは分かりやすく書いてあり、それを黙読?分析することでより深く学ぶことが出来ました。また、何度も文を読み、話し合いを重ねたことで、表現能力や読解力が付きました。

教員詳細

教授金 泰明ゼミ(演習Ⅲ)

市民社会の法と哲学原理、および法や社会の諸問題

一般企業および公務員を志望する学生諸君のための基礎教養ゼミ。授業のねらいは、「正義(=法)のものさし」を磨くことだ。それは、ルール(法)に基づいて人間を正しく判断し裁く秤(はかり)である。そのためには、的確な〈判断力〉と、相手に伝える〈表現力〉、そして相手を説得できる〈説明力〉が求められる。授業では、名作の読解と議論をとおして〈判断力〉を養うことができる。またよいエッセイ(批評?感想文)の作成と討論をとおして〈説明力〉を高めることができる。授業では、名作の感想文を書いてもらう。「書く」ことは一つの経験であり、「書く」という運動として相手に伝える。エッセイを書くことによって〈表現力〉を培うことができる。自分の中にある感じ方や考え方、つまり経験を取り出し、読み手に投げ渡す。よいエッセイを書くために読解力と要約力および文章力を養う練習を積む。必ず、文章力がつくように指導する。

担当演習 演習Ⅲ
関連科目 法哲学Ⅰ?Ⅱ
法思想史概論
現代社会と人権
卒業論文
テーマ例
ゼミ生からのメッセージ

金先生のゼミでは一つのテーマに沿って、ゼミ生同士がディスカッションする事が多いです。それを通してテーマの内容の理解を深めると同時に文章表現能力が高まります。また、発表者の感想文のいい所を褒め合うという所が魅力で、回数を重ねるうちに感想文の構成や内容が良くなり、就職試験等でも生かすことができます。(上田貫太)

教員詳細

教授櫻井 利江ゼミ

国際法、国際人権法、自決権

具体的な国際問題について、その事実と国際法の両側面について検討し、レポートとしてまとめる調査?分析?報告能力を身につける。また現代の国際社会における問題に対して適切に把握し、分析することができるように、国際法に関する知識と適切な理解の習得および国際社会に関する文献?情報収集のスキルを身に着けることを目指します。

担当演習 演習Ⅰ?III
関連科目 国際法総論
国際法各論Ⅰ?II
国際機構法
卒業論文
テーマ例

教員詳細

教授澤野 義一ゼミ

平和主義に関する憲法問題

演習Ⅰでは、欧米や日本の憲法の歴史を踏まえて、日本国憲法の特色を学習する。そのうえで、日本国憲法の基本原理にかかわる現実的な問題状況について検討する。演習Ⅲでは、憲法に関して、受講生が講義やそれまでの演習において興味をもったテーマを設定し、それについて卒業レポート(卒論)を作成することを目標に、授業では、そのための資料や文献の収集、発表を通じて準備する。

担当演習 演習Ⅰ?Ⅲ
関連科目 憲法概論
憲法学I?II
日本法制史Ⅱ
卒業論文
テーマ例
ゼミ生からのメッセージ

澤野ゼミでは、担当学生はレジュメに沿って発表を行い、教員の補足説明により掘り下げて学ぶことができます。他の学生は、意見や感想を述べなければならない為、事前にレジュメを印刷し目を通す必要があります。人前で話す力だけでなく、傾聴力や聞きながらメモを取る力が必要ですが、授業回数を重ねる事で授業が有意義なものになりました。授業内容は主に最新憲法判例を通じて憲法問題を考えます。就職活動や学校生活の話を通して、将来の事や今取り組まなければならない事についても、しっかりと考えることができます。

教員詳細

教授西脇 邦雄ゼミ

18才から学ぶ政治学の第1歩

リベラルアーツとして近年いわれる教養についての入門的な授業とする。
特に最新のテーマから見える、日本社会の課題、行政の課題を理解し、法的知識、技能を基にして解決策を考える力を身につける。
具体的にはテーマを決めて夏休みからの研究を行い、秋の研究発表大会でプレゼンテーションを行う。
並行して自治体研究や先輩の体験談を踏まえ、将来の進路について職業研究を進める。

担当演習 演習Ⅰ
関連科目 21世紀日本の議会と行政
日本の政治
日本政治史
政治過程論
ゼミ生からのメッセージ

先生のことをよく知らないまま、行政職だったら議員経験のある人に教わったらタメになるかなあ、という思いでゼミを選択しました。先生のゼミに入ってからは、社会で実際に問題になっている出来事に対して詳しく調べたり話し合ったり、とても刺激のある内容で楽しかったです。

教員詳細

教授平田 健治ゼミ

設例で学ぶ民法

民法の各分野について、参加者グループが作成する設例を皆で検討することで、学びを深める。4人ほどのグループがテーマに沿ったレジュメ(基本的な設例が中心)を予め準備して教員にメールで送信する。教員はそれをラーニングポータルにアップロードする。参加者は予習をして、当日の議論に加わる。教員は、できるだけ進行のサポート役に徹する。あるテーマなり制度の基本事項を理解させる設例を作るというのはなかなか大変な作業です。単に引き写しではなく、オリジナルを一から作る作業を体験することで、皆さんの民法力は養われます。もちろん、教員は準備の過程でのアドバイスを惜しみません。

担当演習 演習Ⅱ
関連科目
ゼミ生からのメッセージ

演習では、授業ごとに指定されたグループがテーマ(主に債権)に沿ったレジュメを作成し、そのレジュメを用いてテーマについて議論する。レジュメを作成するにはそのテーマをより理解しなければならず、また、先生が議論を通じてレジュメの問題点を挙げたり、内容について補足を加えたりしてくれるので、民法の理解を深めることができる。

教員詳細

教授大場 史朗ゼミ

刑事法

刑事法とは、一般に、刑法、刑事訴訟法、刑事政策を総称したものです。情報化社会の現代、犯罪に関するニュースは毎日尽きることがありません。ある意味で、とても身近な存在です。しかし、ほとんどの人は「犯罪者」ではありませんし、また将来「犯罪者」になることもほとんどないかもしれません。刑事法は、とても身近なようで、とても遠い存在ともいえます。
演習Ⅰでは、刑事法の基本的な考え方を知ることを目的として、さまざまな側面から刑事法の諸問題にアプローチします。
演習Ⅲでは、論文作成の基礎を身につけ、卒業論文(ゼミ論文)の執筆を行います。

担当演習 演習Ⅰ?Ⅲ
関連科目 刑法総論(概論)
刑法各論(概論)
刑法Ⅰ?Ⅱ
刑事裁判と法
刑事手続法
刑事政策
少年犯罪と法
卒業論文
テーマ例

教員詳細

准教授岩﨑 正ゼミ

刑事訴訟法

このゼミは刑事法の中でも、とくに刑事訴訟法分野を取り扱います(希望者がいれば刑法、刑事政策など他の刑事法分野を中心に扱うこともあります)。
このゼミでは、刑事法のさまざまな法的論点について、どのような問題か、どのような考え方があるのか、どう考えればよいのかについて、皆で議論します。

担当演習 演習Ⅱ?Ⅲ
関連科目 刑事裁判と法
刑事手続法
ゼミ生からのメッセージ

?先生が弁護士資格を有しており実務経験もある事から、実際の刑事手続の流れ等に沿ったより実践的な内容を学べ、刑事訴訟法についての深い理解を得られるゼミです。何より、先生が優しくて楽しい。
?演習では、検察庁などの見学やゼミ内での討論?話し合いなどがメインです。また、自分の意見を発信しやすいゼミだと思います。先生自身は、質問等もしやすく、ゼミ生に対して柔軟に対応してくださる方です。
?模擬捜査などで先生から出された問いに対して、問題解決することがありました。基本的に、どのようなことでも自発的に行動すれば、先生を含め周りの仲間が助けてくれると思います。楽をするのではなく、一生懸命すれば、必ず誰かが助けてくれる場だと思います。
?演習では、刑事訴訟法判例百選から1人1つ1つ題材を選び、どういう事件でどういう点で意義のあるものかを報告します。
ゼミ生は元気がよく、法曹を目指す者から公務員志望の者までお互いに気軽に話せる環境で過ごしやすいゼミです。また、リーガルライティングの指導を熱心に行って下さり、並の学部生よりかは論文の力が着くゼミです。

教員詳細

准教授石川 英樹ゼミ

警察官の判断基準?行動原理と適性?資質

?治安を担う職業を志望するにあたって憧れと不安が交錯している学生諸君、公務員の道は奉仕の道である。時には怖がられ、疎まれ、そして時々感謝され、その行動には国民の様々な声が聞こえます。
?しかし警察官として36年間勤務した私が確信しているのは多くの国民が「声の小さい多数派」であり、治安の任にあたる者を信頼し、応援していることです。その人達のたった一つの命と財産、安全?安心を守る仕事に「誇りと使命感」を持って最後まで駆け抜ける志を抱く君たちの「夢を支え」、君たちが「現実」にアタックしゴールしてくれることを願って止みません。
?この演習は警察官として第一線で治安の任にあたる際に岐路に立った時に警察官として迷うことのない判断基準と行動原理の原則を学ぶとともに警察官に求められる適性?資質を修得するためのものです。
?「人の悲しみを自分の悲しみ」と感じ、「人の喜びを自分の喜び」と受け止め、被害に苦しみ困り果てている人に正面から向き合い、手を差し伸べ、人の役に立つ仕事にやりがいを感じる君達と共に学んでいきたいと思います。

担当演習 基礎演習
演習Ⅰ?Ⅱ?Ⅲ
公務員特別演習Ⅰ?Ⅱ?Ⅲ
関連科目
ゼミ生からのメッセージ

演習では主に警察官に必要な「判断基準と行動原理、適性?資質」について学んでおり、内容としては、社会情勢に対する短時間のプレゼンテーションを行い、それから各グループに分かれ地方公務員法や警察法などに関して研究結果を発表後、討議をしています。
私自身警察官志望でこの演習を履修し警察官として必要な法律などを学ぶことであらゆる知識、技能や警察官としての適性?資質を身につけることができたのはもちろん、短時間のプレゼンテーションなどを通して人前での表現力?発信力などのコミュニケーション能力や自分の考えを発表するという積極性などが身につき、社会情勢に関心を持つことなども習慣づきました。また、石川先生は元奈良県警察の警察官であるということで、実際に警察時代の体験談などを聞くこともでき、言葉一つ一つに重みを感じながら、国民の期待と信頼に応える使命感の大切さを学ぶことのできる授業を受けることができています。
私はこの授業を履修して他の授業では学ぶことが出来ない、警察官としての求められる多くのことを身につけることができたと思います。ここで学んだことをこれから確実に実行していけば必ず警察官になれると確信しています。

教員詳細

准教授小野木 尚ゼミ

擬似外国会社規制の正当性、インコタームズに関する法的問題

3年次の演習Ⅱでは、国際商取引に関する模擬紛争事例を用いて、仲裁と交渉について勉強します。仲裁とは、法的紛争についての判断を民間の中立的第三者に委ねる紛争解決手段をいいます。演習内で学生は、紛争当事者である架空の企業の代理人として、法的主張を行うために準備?検討を行い、模擬仲裁に臨みます。また、交渉では当事者双方が納得する形での解決策を導き出す方法について、同様に模擬事例を用いて学びます。
4年次の演習Ⅲでは、春学期で国際取引法、国際私法について知識を深めた上で、秋学期の論文作成へと繋げます。
この演習を通じて、法的知識を前提としながら、適切なコミュニケーション能力とともに、説得的な文章作成能力を涵養します。

担当演習 演習Ⅱ?Ⅲ
関連科目 国際私法概説
会社法概論
商法Ⅰ
卒業論文
テーマ例
ゼミ生からのメッセージ

この演習は、講義と違い学生主体で進むことが醍醐味だと感じています。交渉や仲裁の模擬体験もグループになってやるため、先生はサポート側に回ってくれるので、思い切り相手とぶつかり合うことができます。このゼミで一番得ることができるのが話すチカラだと思います。それを一番実感できるのが就活で、面接官からイレギュラーな質問が飛んできても日頃のゼミの積み重ねがそこで発揮することができます。交渉や仲裁で予期せぬ質問が来ても対応するチカラをゼミを通じて先生がご指導してくれたためです。

教員詳細

准教授髙野 祥一ゼミ

情報公開制度、個人情報保護制度

山形県の金山町が1982年3月に全国初の情報公開条例を制定して以来、我が国の情報公開制度は、自治体が先行する形で35年以上に及ぶ運用実績を積み重ねてきています。一方で、個人情報保護法制についても、1973年6月に徳島市が電子計算組織運営審議会条例を制定し、自治体が先行して制度を運用してから45年余が経過しました。これら二つの制度は「車の両輪」と例えられることも多いのですが、情報公開制度は行政の説明責任の全う、透明性の確保、住民参加の促進等を目的として行政情報を広く公開するものであるのに対し、個人情報保護制度は個人の権利利益の保護を中心として、本人に自己の個人情報の開示、訂正及び利用停止を請求する権利を付与し、自己情報のコントロール権の保障を図るもので、趣旨目的を異にします。
このゼミでは、これらの制度について、その基本原理や手続、運用上の諸問題等について検討し、制度を運用する公務員のみならず、住民等として制度を利用する立場にとっても有益となる実務に役立つ知識の修得を目指します。
演習では、情報公開制度に関しては実際に国や身近な自治体に開示請求を行い、その結果を踏まえて検討?報告を行います。各回の報告では、担当するテーマについてグループとして制度的課題を抽出し、それに対する解決策を提案するとともに、関連する判例がある場合には合わせて報告を行い、当該報告に基づき、受講者全体で質疑応答、議論を行う形式となっています。

担当演習 演習ⅡA?ⅡB?ⅢA?ⅢB
関連科目 行政法総論
行政救済法
情報と法
卒業論文
テーマ例
ゼミ生からのメッセージ

演習では、個人情報保護制度や情報公開制度について、事項分けを行って担当グループを決め、プレゼンテーションを行います。また、実際に市役所等に行き情報公開請求をするなど、座学だけではなく、課外活動もあります。
ゼミには公務員志望と民間志望の両方の仲間がいます。先生は生徒思いの優しい人です。気楽に質問ができ、相談なども真摯に受けてもらえます。法制度の知識を得ることができる他、自分自身の個人情報に関する保護の方法や考え方も教えてもらいました。2年間のゼミを通じて、課題解決に関して自分の考えを発表する能力が修得できたことが一番の財産なのではないかと思います。

教員詳細

准教授中久保 寛幸ゼミ

警察捜査と法 ~警察捜査における判断基準と実務手続き~

警察は「個人の生命、身体及び財産の保護」「公共の安全と秩序の維持」を責務(責任と任務)としています。その責務を果たすための警察捜査の基礎的知識を習得し、犯罪現場における判断力?行動力を身に付け、即戦力となる警察官をめざすことを目標としています。
演習では、刑事訴訟法第2編第1章の「捜査」を中心とした基礎的知識の習得とグループワークによる課題研究?発表及び討論を行います。

担当演習 演習Ⅰ
関連科目
ゼミ生からのメッセージ

演習では、刑事訴訟法や犯罪捜査規範などの警察の捜査について勉強します。前期では、主に警察捜査に関する法律などを重点的に学習します。後期では各班に分かれて、前期で学習した内容の中からテーマを選択し、班ごとで討論した後、それをプレゼンテーションします。
ゼミでは、警察官を目指す志を持つ仲間がいっぱいいます。先生は実務の経験をもとに講義をしてくださるのでとても分かりやすいです。また、試験対策なども含め、学生に対してとても親身に接してくれます。

教員詳細

准教授山本 健人ゼミ

カナダ憲法/信教の自由?政教分離/多文化主義/移民法

演習Ⅱ?Ⅲでは、憲法上の論点(同性婚の是非/AIとプライバシー/犯罪捜査と適正手続/選挙制度と立法裁量などなど)について、ディベートや模擬裁判を行います。この演習では、講義などで修得した知識や思考力を「使う」ことに重点を置いています。他者と議論をすることは自分自身では気が付かなった論点や発想を知る重要な機会です。もちろん、説得的なアウトプットを行うためには入念なインプットと準備が必要となります。それなりにハードな取り組みを想定していますが、本演習で身につくスキルは専門分野の知識だけでなくジェネリックな調査?情報整理?説得?弁論?プレゼンテーションのスキルでもあり、皆さんの将来にも直接役立つものと思います。
なお、演習Ⅰ(2年生向け)については、憲法学に関するテキストを指定し、読解することで憲法学の知識を定着させる「レクチャーパート」と、テキストなどから得た知識をもとに自分の意見を発表するプレゼンパートに分けて実施しており、学説や判例の読解の仕方を学ぶとともに、演習Ⅱ?Ⅲで本格的なディベートを行う基礎力を要請している。

担当演習 演習Ⅱ?Ⅲ
法曹特別演習A
関連科目 憲法概論
憲法学Ⅰ?Ⅱ?Ⅲ
卒業論文
テーマ例
ゼミ生からのメッセージ

?ゼミはディスカッション形式で、教科書の内容を説明する「レクチャーパート」と、その内容や判例について自分の考えをプレゼンする「プレゼンパート」に分かれています。どちらのパートも難しい発表ではありますが、山本先生がその豊富な知識をもってしっかりサポートしてくれるので、プレゼンが苦手な人や憲法がわからない人でも大丈夫です。私は、1回生のときから憲法を履修していましたが、条文や判例から、いまいち「憲法」がわかりませんでした。その時、大学演習の担当の先生から山本先生のゼミをすすめられ、2回生の演習で履修しました。いまでは憲法の判例を読むことができるようになりました。憲法は公務員にとっては守らなくてはならないルールです。ゼミで実践的に学べたことはいい経験になりました(2020年度演習Ⅰ)。
?憲法を学ぶにあたってこれ以上ない場所です。法学部に入って憲法の講義を受講して、知識としての憲法を学ぶことが出来ても、自分自身で憲法判例を読めるようになることは難しいです。本ゼミでは憲法判例を読み解く力や、憲法の解釈の仕方について考える力を養えます。憲法が遠い存在ではなく、身近な日常に潜んでいると感じるきっかけになると思います。他国の憲法の話も聞けるのでこれからの憲法をグローバルな視野で考えるきっかけになります(2020年演習1)
?憲法の関わる問題の中で自分の知りたいことや興味のあることを演習内で取り上げられるため、モチベーションが上がり授業を楽しめます。またディベートにあたっては論題設定を担当者の生徒自身で決められ、自分一人だけの意見だけではなく、多くの意見を知ることができます。そのため取り上げた問題についてさらに理解が深まり、今後の就職の面接においても演習で学んだ内容として話せると思います(2020年度演習Ⅱ)

教員詳細